セラミック治療のデメリット|後悔しないために知っておくべきポイント

「セラミックは本当に長持ちするの?」

「歯医者さんからすすめられたけれど、本当に自分に合っているのかな」

見た目の美しさや耐久性の高さから、セラミック治療を選択する患者さんは多いです。一方で、セラミック治療について上記のような疑問を抱えている方もいらっしゃいます。疑問を抱えたままでは、決断できないと悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、セラミック治療のデメリットを包み隠さずお伝えし、治療を検討される際の注意点をご説明します。

後悔を防ぎ、ご自身に最適な選択ができるよう、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療のデメリット

セラミック治療は、美しい見た目と耐久性を兼ね備えた優れた詰め物です。しかし、デメリットがまったくないわけではありません。

以下では、セラミック治療のデメリットを3つ解説します。デメリットも理解したうえで、治療をご検討ください。

割れる可能性がゼロではない

セラミックは耐久性の高い詰め物ですが、強い力がかかることで破損する可能性があります。特に以下のケースに注意しなければなりません。

  • 歯ぎしりや食いしばりの習慣がある
  • 事故やスポーツなどで強い衝撃が加わる
  • 硬い食べ物を強く噛む

セラミックが割れてしまった場合は再製作が必要となり、費用がかかってしまいます。また、噛み合わせの調整が適切でない場合に、セラミックが割れるリスクが高まります。歯ぎしりや食いしばりがある場合は、嚙み合わせ治療をおこなうことで破損のリスクを軽減できます。

適切な接着操作をしないと長持ちしない

セラミックは、接着時の技術が耐久性を左右します。接着操作が適切でないと、セラミックが割れたり、取れたりする原因になってしまうためです。

たとえば、セラミックの接着は湿気の影響を受けやすく、接着時の水の混入や不適切な処理によって接着力が低下します。そのため、十分な防湿対策が必要です。また、セラミックの種類に応じて特殊な表面処理をする必要があります。

セラミック歯の耐久性は、歯科医師の技術や経験によって左右されますので、十分な時間をかけて防湿や接着操作をおこなう歯科医院を選ぶようにしてください。

セラミック歯がとれる原因や対処法については、以下の記事も参考にしてください。

自由診療のため治療費が高額になる

セラミック治療は健康保険が適用されないため、治療費の全額を自己負担する必要があります。目安としては、一本あたり数万円から十数万円程度です。

高額になる理由は、セラミックが患者さん一人ひとりの歯の形や色に合わせてオーダーメイドで製作され、高度な技術と時間をかけて加工・調整されるためです。

参考として、当院のセラミック治療の料金を以下の表にまとめました。なお、以下で記載している費用には、虫歯の除去や仮歯製作が含まれています。

セラミックの種類費用(税込)
セラミックインレー93,500円
セラミッククラウン143,000円
セラミックベニア143,000円
セラミックブリッジ(3歯の場合)429,000円

セラミック治療で後悔しないためのポイント

セラミック治療によるデメリットを回避するためには、以下のポイントが重要です。

  • 噛み合わせについても相談・検討しておく
  • 実績があり、検査・治療とも時間をかけてくれる歯科医院を選ぶ
  • 前歯のセラミックは仮歯で歯の形を調整する

それぞれが重要な理由について解説しますので、セラミック治療を安心して受けるための参考にしてください。

噛み合わせについても相談・検討しておく

セラミック治療を検討する際は、噛み合わせについても相談しておきましょう。不適切な噛み合わせは、セラミックや残存歯に過度な負担をかけ、最悪の場合、破損や治療のやり直しにつながる可能性があるためです。

そのため、まずは歯ぎしりや食いしばりの改善をおこない、その後でセラミック治療を検討することをおすすめします。

検査の時点で噛み合わせについて提案をしてくれるような歯科医院であれば、良い歯科医院といえます。

実績があり、検査・治療とも時間をかけてくれる歯科医院を選ぶ

美しく自然な見た目のセラミックを実現するためには、豊富な経験と高い技術を持つ歯科医院を選びましょう。セラミックの出来栄えは歯科医師と歯科技工士の技術力に大きく左右されるからです。

また、見た目の美しさだけでなく、セラミックを長期間使用できるよう、適切な検査、調整、接着の技術も不可欠です。すべてを適切におこなうためには時間を要するので、一つひとつ丁寧に時間をかけてくれる歯科医院をおすすめします。

前歯のセラミックは仮歯で歯の形を調整する

特に前歯のセラミック治療をする場合は繊細な治療が求められます。なぜなら、わずかな形・厚みの違いが、見た目・発音などに影響するからです。

そのため、通常仮歯の段階で歯の形を調整し、その仮歯を一定期間使用することで問題がないか確認します。そして問題がなければそれと同じ形のセラミック歯を製作することで治療の失敗を防ぎます。

このような過程を挟まずに、通院が2回で終わるようなセラミック治療には注意が必要です。

セラミックと銀歯の違い

セラミックは、銀歯と比較すると以下の違いがあります。

  • 耐久性が高い
  • 審美性が高い
  • 虫歯の再発リスクが低い
  • 金属アレルギーの心配がない

保険診療で詰められる銀歯を選択される方もいらっしゃいますが、長期的な視点でみればセラミックのほうが得られるメリットは多く、費用に見合う価値があります。

以下のページでもセラミックと銀歯の違いについて解説していますので、そちらも参考にしてください。

セラミック治療に関するよくある質問

セラミック治療のよくある質問を以下にまとめました。セラミック治療について疑問が残る場合は、以下を参考にしてください。

セラミックは金属アレルギーへの影響はありませんか?

金属アレルギーの方でも、セラミック治療は安心して受けることができます。セラミックは金属を一切使用せず、生体親和性が高い特徴があり、アレルギー反応を引き起こす可能性はありません。長期的な使用でも体への悪影響はありません。

治療したい歯が複数あるのですが、すべてセラミックにできますか?

複数の歯の治療が必要な場合でも、状況に応じてセラミックで治療することが可能です。歯の状態によって、通常のセラミック治療やインプラント治療など、最適な方法を選択できます。

たとえば、歯を失ってしまっている場合は人工歯根を埋め込み、その上にセラミックの人工歯を装着するインプラント治療を選択できます。

その他、歯がボロボロな場合には入れ歯や全顎治療も検討できます。歯がボロボロな場合の治療内容は以下のページで確認できますので、ぜひそちらもご確認ください。

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